近年、日本の医療機関を受診する外国人患者の数が急速に増えていますが「言語」の面において、現場では患者の家族や知人に通訳を頼ったり、バイリンガル職員に任せたりする姿が見受けられます。
しかしながら、医療機関が円滑で安全な外国人患者への診療を行うには、医療通訳者の存在が欠かせません。また、適切な医療通訳を行うためには、単に複数言語が話せるというだけではなく、基本的な通訳技術や医学用語、臨床医学に関する知識はもちろん、日本の医療現場の基本的な流れや仕組み、海外の医療文化・習慣についても理解する必要があります。
外国人患者をめぐる日本の医療と教育現場、そして英語医療通訳者の重要性について、本サイトで発信してくださっている押味貴之先生をはじめとする講師陣に学ぶことのできる講座がこの4月、スタートします。
国際医療福祉大学大学院 乃木坂スクール in 赤坂
2020年度 医療通訳講座
https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/nogizaka/guidance/2020_f/07.html開催日: 4月4日(土)開始、全16日間
会場: 国際医療福祉大学 東京赤坂キャンパス (東京都港区赤坂4-1-26)
※演習以外の科目は Web受講も可講座の特徴:
・各分野を専門とする経験豊かな医師による臨床医学系講義が受けられる。
・通訳技術や通訳実技などの演習系科目では、病院で実際に使われている院内書類や臨床例を教材に用いて、経験豊かな講師陣が指導。演習では、細かな通訳技術の指導も実施。
・演習系以外の科目はWeb受講に対応。自宅からの視聴や、講義内容をしっかり理解できるまで何度も復習ができる。受講対象者:
1. 原則20 歳以上
2. ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)におけるB2以上
3. 母語において、大学入学程度の語学力と高校卒業程度の知識がある方
4. 母語、対象言語の国や地域における習慣、社会常識を理解している方
5. 事前に行う「語学能力確認試験」に合格した方コロナウイルス感染拡大に伴い、申し込み期間が延長されています(3月18日時点)。試験日程ほか、詳しい情報は下記事務局にお問い合わせください。
国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス 乃木坂スクール事務局
TEL 03-5574-3902
メール nogizaka@iuhw.ac.jp
構成: アルクplus 編集部