日本語教師を目指して通信講座で学び、検定試験に合格した人の「勝ちパターン」<後編>

NAFL日本語教師養成プログラム

前編では、日本語教育能力検定試験 合格に役立つ学習方法はどのようなものか、アンケート結果から考察しました。今回は、その内容を振り返りながら、今学習している方、これから学習する方へのアドバイスや留意したい点などを、アルクの日本語編集部に聞きました。


合格者は検定試験対策の学習を150時間以上していた→時間を確保できるよう、具体的な計画を立てよう

「合格するぞ!」と意気込んでも、漠然と学習するのは難しいもの。まずは150時間以上学習することを目標に、試験日までの学習計画を立ててみてはいかがでしょうか。ご自身の1日の時間の使い方や、1週間のスケジュールを紙に書き出して可視化すると、意外な隙間時間が見つかるかもしれません。

合格者は基本教材を一通り学習し、用語集や問題集にも繰り返し取り組んでいた→基本を押さえて繰り返し学習し、弱点は学習相談で補強しよう

「学習を始めたけど、どこから手をつけていいか分からない……」と迷ってしまう方も多いかもしれません。まずは学習の中心となるテキスト24冊を一通り読み終えることを目指しましょう。その後、理解があやふやな個所を再確認しながら、用語集や問題集を繰り返し解いて、弱点をなくしていくのがおすすめです。NAFL、合格パックの受講生が利用できる、アルクの学習相談 もご活用ください。

合格者は検定試験の2カ月前までにテキスト24冊を終えていた→検定試験の8カ月前には学習スタートを

テキストを一通り学習する際は、「浅く広く」読むのがおすすめです。一つ一つの項目を掘り下げ過ぎず、どんどん読み進めていきましょう。なお、受講生の学習開始時期とテキスト24冊を読み終えた時期に関する調査では、約6カ月かかった人が多いことが判明しました。復習期間が必要なことを考えると、検定試験の8カ月以上前には学習を始めるのが、余裕を持って取り組むヒントと言えそうです。

合格者は検定試験の1カ月前までに「過去問題・模擬試験」を通して解いていた→学習開始前に出題傾向を確認するのがおすすめ

早めに問題を解くことで出題傾向や自分の苦手分野を把握でき、的を絞って弱点強化に取り組むことができます。検定試験1カ月前までには、実際の試験と同じ時間をかけて過去問題に取り組んでみるといいでしょう。できれば、学習を開始する前に出題傾向をざっと確認しておくと、より効率的に対策が進められるはずです。

合格者は音声・聴解対策を10時間以上、記述式問題対策も実施していた→コツをつかむことを意識した練習を

音声・聴解問題は、瞬発的な判断力が問われます。本番で焦らないように、過去問や問題集で練習を積み、コツをつかみましょう。記述式問題は、日本語教育の知識と、文章力の両方が求められます。練習問題の数をこなすことだけに終始せず、「小論文の書き方のコツ」をしっかり押さえるようにしましょう。

検定合格を目指す皆さんを応援します!

検定試験に合格するための学習イメージをつかんでいただけたでしょうか。実際に合格した先輩たちの体験談もぜひご覧ください。

なお、アンケートにご協力いただいた検定試験合格者29名のうち、20名(69.0%)が日本語学校の専任・非常勤講師やボランティア、フリーランスなどで日本語を教えています(2019年5月時点)。日本語指導未経験でも、検定合格をアピールし、みごと日本語学校の非常勤講師として就職された方もいました。日本語を教えることに少しでも興味のある方は、ぜひ日本語教育能力検定試験に挑戦し、夢への第一歩を踏み出してください。


文・構成: アルク教育総合研究所

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