高校での日本語支援を機に検定受験を決意。将来は介護の日本語も教えてみたい

NAFL

必ず日本語教育能力検定試験に合格する!という目標を持ち、結果を出したNAさん (フリーランス) 。学習スタイルや受験対策などをお聞きしました。


JSLの日本語指導アシスタントとして、資格を持っておきたかった

――日本語教育に関心を持ったきっかけを教えてください。

かつて、青年海外協力隊としてフィリピンで活動していました。その時の経験からフィリピンとのかかわりが続き、近年は地域の小中学校に通うフィリピン人児童・生徒に、タガログ語で学習支援をする仕事をしていました。2018年度からは高校に移り、日本語を母語としないJSL(Japanese as a second language、第二言語としての日本語)の生徒たちにアシスタントとして基礎日本語を指導する立場になりました。ただ、何の資格もない状態では中途半端なので、一度きちんと勉強して日本語教育能力検定試験の資格を取ろうと思ったんです。

――通信講座「NAFL」に書籍、DVD副教材がセットになった「日本語教育能力検定試験 合格パック」※で学ばれました。

通学講座は金銭的な負担が大きく、通う時間も取れなかったことから、手ごろな金額でしっかり学べる通信講座を選びました。「日本語教育能力検定試験 合格パック」は、とにかく検定試験に合格することに的を絞ったコンパクトな構成で、私の目的にぴったりだと思いました。また、NAFLで検定試験に合格した知人がいたので、体験談を聞いたりもしました。教材を見せてもらいましたが、テキストがテーマごとに分かれているので「薄くて持ち運びに便利そうだな」と魅力を感じました。

※期間限定販売の商品。2020年度版は、2019年10月下旬の発売予定です。

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高校生に何でも相談してもらえるよう、普段から触れ合っているというNさん

ALCOでテキストと音声をダウンロード。移動中の電車内で単語帳のように活用

――どのようなペースで学習を進めていきましたか?

春に受講を開始しましたが、最初は花粉症がひどくて勉強にならず(笑)、5月から本格的に取り組みました。主に平日、家族が寝た後の夜9時から11時ごろを勉強時間にあてました。日中は仕事でいろいろな場所へ出向くため、外出時にはかばんにテキストを1冊入れておいて、合間にカフェなどで勉強することもありました。

スケジュール管理は苦手なのでほとんどせず、「とにかく時間内にできる限り多く学習する」という方針で進めました。テキスト24冊を一通り終えたのが、8月末ごろだったと思います。9月にはアルク主催の「日本語教育能力検定試験 直前対策セミナー」に参加し、試験に出るポイントを直接教えていただいたことでエンジンがかかりました。そこから試験当日までは、仕事を少し減らし、勉強時間をそれまでの倍くらいに増やしてラストスパートをかけました。

――具体的な学習方法をお聞かせください。

外出先でも、空き時間があればなるべく勉強するよう心掛けました。移動中の電車ではテキストやスマートフォンアプリの「ALCO」を使って学習し、車の運転中にはCDで音声を聞きました。ALCOでは、『重要キーワード集300』のテキストと音声をダウンロードして勉強しました。キーワードを表示させて意味を考えてみたり、その反対に説明文を読んでキーワードを言えるか試してみたりと、単語帳のように使える点がとても便利でした。

テキストを一巡した後は、『合格するための問題集』に取り組みました。やはり問題をたくさん解かないことには試験に合格できないだろうと思い、1冊を通して10回は解いたと思います。また、自分で3年分の過去問題を購入し、時には時間を計りながら何度も取り組みました。

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アプリ「ALCO」を活用し、重要キーワードを何度も確認した

苦手な音声問題はつい後回しにしてしまっていましたが、試験直前に本腰を入れて取り組みました。口腔断面図をしっかりと理解できるように、自分で何度も描いては消し、描いては消して練習しました。

――モチベーションを維持するためのコツがあれば教えてください。

私の場合は「とにかく1回で試験に合格したい。来年また同じ勉強をするのは絶対にイヤだ!」という気持ちがとても強かったんです(笑)。平日の夜に勉強するのはそれなりに大変でしたが、この一心でしっかりと集中することができました。

かかわった生徒の成長を見るのが喜び。さまざまな形で地域の外国人を支援したい

――日本語教育能力検定試験に見事合格されました。本講座で学んだことを、どのように役立てていらっしゃいますか。

テキストで学んだことは、知識としてとても役立っています。特に、文法については受講前よりも自信を持って教えられるようになりました。例えば、作文を書くときに「~です」とするべきところを、全て「~(な)んです」としてしまう子がいます。なぜそれが間違いなのか、どういうふうに使い分ければいいのかといったことを、きちんと説明できるようになりました。

――今後の目標を教えてください。

高校での日本語指導には、これからも携わっていきたいです。日本語を身に付けることで、外国人の生徒たちが学校の勉強についていけるようになればうれしいですし、彼らが無事に進級・卒業する姿を見るのはこの上ない喜びです。ほかに、非常勤の日本語講師としても仕事をしてみたいですね。また、近年は介護実習生として来日する外国人も増えています。私は介護福祉士の資格も持っているので、彼らにも日本語を教えてみたいです。フリーランスとして、地域に暮らす外国人をさまざまな形で支援していけたらと思っています。


取材・文: いしもとあやこ
写真: アルクplus 編集部

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