通信講座で着実に英語力UPする方法【第2回 マンスリーテストは宝の山】

通信講座で着実に英語力UPする方法

通信講座を受講して英語力が上がる人は、どんな学習をしているのでしょう。アルクが行ったアンケートから明らかになった傾向、そして着実に英語力アップにつながる学習法をESAC(R)認定 英語学習アドバイザーがご紹介します。

【調査概要】
目的: 英語力が上がった受講生は、具体的にどのような学習意識・学習状況にあったのかを調査
対象: アルクのTOEIC(R)テスト対策講座を申し込んだ方のうち、2018年6月末までに受講期間を終えた方
調査方法: 対象者にメールで協力を依頼。回答はインターネットで実施
調査期間: 2018年7月12日~8月2日
回答数: 169件

「第1回 学習計画の上手な立て方」はこちらでご覧いただけます>>


テストで受講のリズムを作り、月一で学習の定着度を確認する

――マンスリーテストの提出状況については、「通信講座の学習で、英語力がとても上がった」人のうち、全てのテストを提出したと答えた人が、実に90.5%を占めました。ちなみに1度だけ提出したという人は9.5%、1度も出さなかった人は0%です。通信講座におけるテストの意味を、どう考えるべきでしょうか?

阿部 毎月の学習の最後に、マンスリーテストが設定されていることには、それなりの意味があります。まずその1カ月間で学習した内容がしっかり理解できているか、テストを受けることで明確になります。つまり月に1度、それまでの学習の定着度を確認し、その上で学習を続けていくことができるわけです。

テストで間違ったところは、もう一度テキストを見直せば知識の定着になるでしょう。ペースやモチベーションを維持しつつ、学習を継続するという点では、マンスリーテストはマイルストーンのような存在でもあります。

テストにはこうしたメリットがあるので、毎月の学習の最後には必ずテストを提出する、というリズムを早い段階で作るようにしたいものです。

佐々木 ただ受講者の中には、ついついマンスリーテストをやらずに済ませてしまう人や、せっかく解いても提出しそびれる人も、少なからずいると思います。

日本人らしい生真面目さから、テストを受ける以上、間違えずに良い結果を残したい、テキストを完璧に学習してから受験したい、といった気持ちが働き、テストが面倒になることもあるかもしれません。あるいは、今月分のテキストがまだ終わっていないから、全部終わらせるまでテストは受けないとか。

しかし、阿部さんのお話しやアンケート結果からも想像できるように、マンスリーテストは英語力を高め、確実なものとするために、とても役に立つものです。そのチャンスを無駄にせず、テストは毎回、ぜひ提出していただきたいと思います。

通信講座で着実に英語力UPする方法

「とても上がった」人のうち、全てのテストを提出した人が90.5%、テストを1回だけ提出した人が9.5%。
テストを出さないと「とても上がる」ことはできないといえる

阿部 コースガイドに書いてあるからというより、「1カ月間学習したら必ず月末にはテストを解いて出す」と自分自身で意識して、決めておくといいかもしれませんね。

佐々木 私もそう思います。たとえその月のテキストが全部終わっていなかったとしても、分かる範囲でテストに解答する。そして提出する。点数以前に、テストを区切りにすることで、学習に対する心構えが変わってくると思います。

阿部 もう一つ大事なのは、テストを受けっぱなしにしないことです。提出したテストの結果が出たら、点数を見るだけでなく、むしろ解説をきちんと読んでもらいたいのです。そうすれば、どこを間違ったのか、なぜ間違ったのか、よく分かるはずです。こうした確認まで含めて、「テスト」に含めて考えるとよいと思います。

ミスこそ学びの大チャンス
テストと復習はセットです

佐々木 「振り返り」の大切さですよね。「テストは復習とセット」と考えて活用すれば、必ず力になると思います。ミスした箇所を中心に振り返りをする。これをしないと、テストを受験したことによる学習効果が得られません。

阿部 ただね、復習の必要性を強調すると、ますますテストが負担になる人もいるのが難しいところです(笑)。「よし、2冊目のテキストを終わったぞ」「今月もちゃんとテストを提出したぞ」なら、少なくとも「達成したこと」が見えるじゃないですか。でもテストで間違えたところを復習しても、新しいことをやったとか、先に進んだという手応えがあまりない。

それでもミスというのは、やはり学びのチャンスなんです。最初から分かっていることを勉強するより、頭に入っていなかった部分を洗い出して補強する方が力は確実に付きます。返ってきた答案を復習に役立てないとしたら、本当にもったいないことです。

佐々木 時間がないという人は、テストで間違ったところを、解説と合わせて見ておくだけでも全然違います。そしてコースが全部終わってから、これまでのマンスリーテストをもう一度取り出して、ゆっくり時間をかけて復習するといいですよ。

通信講座で着実に英語力UPする方法

テスト提出を習慣化して、学習の味方につける!

阿部 アルクのTOEIC対策の通信講座では、マンスリーテストとは別に、コース最後にTOEIC試験に模したファイナルテストがあって、換算点も出るようになっています。例えばTOEIC500点を目指す人が、受講を始めた時点では400点ちょっとしか取れなかったのに、ファイナルテストで500点以上のスコア換算点を取れたら、順調に力が付いたことが分かります。

その一方、ファイナルテストの結果が芳しくなく、あまり力が付いていなかったと、講座の最後で、がっかりすることもあります。だからこそ、その前にマンスリーテストを通じて、学んだことがきちんと理解できているか、1カ月単位で確認しながら学習を進めることがとても重要なのです。早い段階で自分の弱点に気付き、そこを補強した上でファイナルテストに、そしてTOEIC本番に臨めるからです。

佐々木 テストで間違ったところは、本当に「宝の山」ですよ。どこができていないのかをクリアにして、そこを重点的に学習し、できるようにしていく。そのプロセスが、英語力を伸ばす一番の近道です。テストは面倒だと思っている方は、これをきっかけに意識を変えて、テストを積極的に活用してもらいたいと思います。

阿部 英語の試験では凡ミスは少なく、本当に分かっていなくて、間違った選択肢を選んでしまうことが多いです。しかも指摘されるまでずっと、間違った知識のまま、理解したつもりのままです。そこを気付かせてくれるのが、テストではないでしょうか。

佐々木 語彙などは特にそうです。知らない単語は使えないし、テストでも間違えます。そこですかさず復習をすれば、確実に語彙を一つ増やせるわけです。しかもTOEIC講座などでは、試験で出題されがちな単語を自分のものにできるのですから、テストを利用して覚えない手はありません。

阿部 テキストを使った日々の学習は、続けるうちに習慣のようになっていきます。マンスリーテストも同じように、習慣化していただきたいですね。

佐々木 本当に。今回のお話を通じて、受講者の皆さんに、テストの重要性をお伝えできたらうれしく思います。

――ありがとうございました。次回のテーマは、「英語力が上がった人の学習時間」です。ぜひご覧ください

ESAC(R)認定 英語学習アドバイザーについて
ESAC 英語学習相談アルクが主宰する、英語学習アドバイスの資格。英語力やアドバイス力・経験により4段階で認定。資格取得者は、大学や企業などで幅広く活躍している。
資格取得には「ESAC(R)認定 英語学習アドバイザーコース」での学習が必要。指定課題提出により、「ESAC(R)認定 ジュニア・アドバイザー資格」が得られる。
https://ec.alc.co.jp/book/esac/
https://teacher.alc.co.jp/all/training/ifp/esac/


取材・文: 田中洋子
写真: アルクplus 編集部

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