ハードなマラソンというよりも、無理なくウォーキングする感覚。リスニング力を鍛えたことで、スピーキング力も上がりました

1000時間ヒアリングマラソン

何気なくスマホをしていた時間を「ヒアリングマラソン」の時間に切り替え、1日約3時間、英語に触れたという八子香織さん(研究職)。受講4カ月を過ぎたころから学会での理解度が高まり、趣味のサークルでは外国人メンバーとの会話がスムーズになったそうです。


聞き取るだけで精一杯だった英語の学会発表。「内容を理解したい」と一念発起した

――これまで、英語とはどう関わってきましたか?

学生時代、英語はそれなりに得意だったものの、特に好きでも嫌いでもありませんでした。大学卒業後は研究員として企業に就職。学会の発表が英語で行われることも少なくないのですが、登壇者が何を言っているのか聞き取るのに精一杯で、内容を理解したり、質問したりする余裕はまったくありませんでした。これではいけないと思い、「リスニング力を鍛えよう」と一念発起したんです。

――「ヒアリングマラソン」を選んだ理由を教えてください。

実は、昔からずっと「語学学習=アルク」というイメージを持っていました。なので、迷わずアルクのサイトを開いて、どの講座が自分に合っているかを検討しましたね。以前、アルクの「NAFL日本語教師養成プログラム」を受講して、日本語教育能力検定試験に合格した経験があったことも大きかったです。

ビジネス英語やTOEIC対策などいろいろな講座がありましたが、「総合的にリスニング力を高めたい」という自分の目標には「ヒアリングマラソン(以下、HM)」が合っていると思いました。

――受講してみて、いかがでしたか?

ニュース、インタビュー、映画などバラエティーに富んだ素材が盛り込まれているので、自分の好きなジャンルだけに偏ることなく、バランスよくリスニング力を鍛えることができました。

「会話の内容を大まかにつかむ」「ディクテーションをする」「3回リピーティングをする」というように、コーナーごとに課題が具体的に示されているのもよかったです。基本的には、テキストの指示通りに全ての課題をこなすようにしました。中でもディクテーションは、聞き取れたつもりでも書き出してみると意外と間違えていることがあり、ゲーム感覚で楽しく取り組めました。「ディクテーション・コンテスト」にも毎月挑戦していましたが、最初のころは間違えてばかりだったのが、月を追うごとに間違いが減っていくのが分かってうれしかったですね。

また、副教材の『ENGLISH JOURNAL』では、いつも旬の話題や人物が取り上げられていて、英語に触れながら最新の情報をチェックできました。

1000時間ヒアリングマラソン

何気なくスマホを触る習慣をやめたら
1日3時間のリスニングが難なくできた

――普段の生活の中に、HMをどのように採り入れましたか?

平日は、朝起きてから家を出るまでの間と、通勤途中、それから寝る前に聞いていました。混んでいる車内ではテキストを開くのが難しいですが、アルクのアプリ「ALCO(アルコ)」を使ってスマートフォンで音声を聞けるので便利でした。合計すると、1日3時間くらいは聞いていたと思います。週末は「1時間」と決めて机に向かい、その時間はテキストを見ながら集中して音を聞くようにしました。

――平日に1日3時間、聞いていたのはすごいですね。大変ではなかったですか。

それが、そんなに大変ではなかったんです。普段、何気なくスマートフォンを触ったりSNSを見たりしている時間って、意外と長いんですよね。その時間をそのままリスニングに当てるだけで、かなりの時間を捻出できました。受講する前は「マラソン」に対してハードな印象を持っていたのですが、実際は気楽な「ウォーキング」という感じで、無理なく続けられました。

――学習効果を高めるために、工夫された点はありますか?

実際の会話では、静かな環境の中、聞き取りやすいクリアな発音で話してもらえることはほとんどありません。そこで、時々は騒がしいカフェに行き、イヤフォンを浅めに装着して「聞き取りづらい環境」を再現して聞いていました。また、ALCOの機能を使って、2倍、3倍……と再生速度を上げて聞くこともありました。そんな中でも聞き取れると自信につながりますし、元の速度に戻すとゆっくりに感じられて、ディクテーションがよりはかどりました。

――モチベーションを維持するコツを教えてください。

私はアロマを活用しました。ペパーミントやグレープフルーツなど、集中力が高まる香りのアロマオイルをティッシュに垂らしたり、いい香りのするハンドクリームを塗りながら手をマッサージしたり。そうすることで、気分がリフレッシュして集中力が高まりました。

1000時間ヒアリングマラソンアロマの他、手のツボを押してちょっと休憩することもあった

4カ月で「聞き取れるかも」と実感。外国人の仲間とも楽しく話せるように

――1年間受講されてみて、どんな成果を感じましたか?

受講して4カ月ほどたったころから、学会で「以前より聞き取れるかも」と感じるようになり、半年ほどでそれが確信に変わりました。英語で話されている発表の内容が、しっかりと頭に入ってくるんです。自社の研究と関わりが深いかどうかを精査し、自信を持って会社に報告できるようになりました。

また、趣味の写真サークルでは、外国人メンバーの言っていることが以前より聞き取れるようになり、スムーズに会話できるようになりました。リスニング力を鍛えたことで、スピーキング力も上がったと実感しています。

――今後の目標を教えてください。

これから、英語での論文執筆が立て続けに控えています。必要な情報をしっかりと集められるよう、引き続き英語力を高めていきたいです。最終的には、英語で堂々と学会発表できるくらいになることが目標です。


取材・文: いしもとあやこ
写真: アルクplus 編集部

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