英語能力ランキングを測る「EF EPI英語能力指数2018年版」が公開された。今年は過去最高となる88の国・地域から130万人が参加。日本は2011年の開始年から年々順位を落とし、49位という結果に。ここ3年は、運用能力レベルが「低い」に評価されている。
EF EPI英語能力指数
調査: イー・エフ・エデュケーション・ファースト
調査方法: 無料オンラインテスト「EF SET」で、読解・リスニング力を測定。受験者が400人を超える都市、地域、国のデータを採用した。
スウェーデンが2年振りに1位に返り咲く
トップ10のうち、5カ国を北欧の国が占めている。1位は2年振りにトップに返り咲いたスウェーデン、2位は昨年1位のオランダ、3位にはシンガポールがランクインした。6位の南アフリカは参加国の中でも顕著な向上を見せ、アルジェリア、エジプト、ナイジェリアも大きく上昇。アフリカ大陸の躍進が目立つ結果となった。
アジアは前述のようにシンガポールが3位となった一方、中国と日本に大きな変化は見られず、今年調査に加わったウズベキスタンが、カザフスタンと共に「非常に低い」レベルにランキングとなり、ばらつきが見られる。
EPI能力レベル
国・地域ごとにレベルの差が大きいアジア
アジアで初のトップ3入りしたシンガポールに続き、フィリピン(全体14位)とマレーシア(同22位)が英語の運用能力が「高い」にランキングされた。ただ、それに続く国・地域の85%以上が「標準~低い」という結果に。


日本の都市別の結果も公表された。上位から東京、大阪、横浜の順。
職場における英語能力は?




業種の評価にそれほどの差は見られず、業界ごとの差も大きくないが、職務でははっきり分かれた。法務が最も英語能力が高いとされ、続いて戦略・企画、IT。人事やカスタマーサービス、事務職、流通・販売分野では英語能力が「低い~非常に低い」となっている。
来年のレポートに参加したいと思った方、英語能力をオンラインで試してみたい方は、無料テスト「EF SET」を受けてみてはいかがだろう。
資料提供: イー・エフ・エデュケーション・ジャパン
文・構成: アルクplus 編集部