2020年に向けて多言語対応の強化 ―「観光ビジョン実現プログラム2018」を発表

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政府は2016年に策定した、2020年訪日外国人旅行者数4,000万人、旅行消費額8兆円などの目標を達成するため、2018年6月12日に「観光ビジョン実現プログラム2018」を発表した。「観光資源の保存と活用のレベルアップ」「世界水準の旅行サービスの実現」「JNTODMOの大胆な改革」の3つの柱から、新たな観光ビジョンを打ち出している。これらの施策に共通する点は、多言語対応の充実化である。

観光コンテンツとしての魅力を発信

観光資源を魅力的な観光コンテンツとして伝えるため、国立公園や公共施設などの多言語表記対応を進め、多言語での解説や案内の充実を図る。また、外国人目線で分かりやすいものにするため、各言語のネイティブスピーカーに協力を仰ぐ。

美術館・歴史博物館などの文化財や、美しい自然・景観などの観光コンテンツを積極的に伝えるため、ウェブサイトやパンフレット、SNSを活用しての多言語化による情報発信を行っていく。

また、新たな観光資源の開拓として、土地の特性を生かした自然体験型観光コンテンツの準備を進める中、外国語で対応できるアウトドアガイドの育成・活用に取り組む。

旅行者がストレスなく、快適に観光を満喫できる環境の整備

全ての旅行者がストレスなく、快適に観光を満喫できるよう、公共施設や交通機関でも整備を促進。具体的には、案内サインや発券機などの多言語化を目指す。

また、「VoiceTra」などの音声翻訳システムを交通施設や観光案内所などに全国規模で導入。2020年までに、病院・商業施設などにおいて、実装化できるよう実証実験を行う。

昨年の訪日外国人旅行者数は2,869 万人、旅行消費額は4.4 兆円と、5年続けて過去最高を記録。多言語対応によって言語の壁がなくなれば、さらに多くの国からの訪問者が増えることが予想される。「日本を訪れたい」と願う外国人が必要な情報を簡単に収集でき、旅行中も言語のストレスなく、日本の魅力を満喫できるような環境が整うことを期待したい。


文・構成: アルクplus 編集部

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