【イギリス留学】英語にどっぷり浸かる子どもたち

アルク留学センター

世界各国から集まる子どもたちと英語を学び、寝食を共にする留学プログラムが、この春、イギリスで行われました。日本から参加した子どもたちを引率したアルク留学センターのスタッフが、現地の様子や子どもたちの成長をレポートします。

イギリス引率者付 春休み留学プログラム
~人気のハリー・ポッター・スタジオを訪れるスペシャル特典付き

開催地:イギリス・バークシャー
日程:2018年3月26日~4月3日(4月4日帰国)
対象:新小学4年生~新高校2年生


グローバルな環境で英語体験を

本プログラムの大きな特徴は、英語の授業、アクティビティ、寮生活と、世界各国から集まった子どもたちと、国際色豊かな環境の中で過ごせることです。ただし、プログラムのスペシャル特典「ハリー・ポッター・スタジオ」への遠足や、校外活動の遠足は、混雑した環境での安全確保のために、アルクから参加した生徒だけで行動します。

プログラム初日にレベル分けのテストが行われ、参加者全員のクラスが決まります。授業は、自学では難しいスピーキングに重点を置いたレッスンが展開されます。重要視されるのは“英語で話すこと”。レベルによっても異なりますが、日本人生徒に多い初級レベルから中級レベルでは、細かな間違いを修正するのではなく、コミュニケーションツールとして、英語を発信できる力を養います。

アクティビティは天候や生徒の様子などを考慮して、サッカーやバスケットといった球技、ダンス、演劇、アート&クラフトなど、毎日さまざまなものが用意され、好きなものを選びます。日本ではなかなか挑戦できないことに参加する子もいれば、得意なスポーツを楽しむ子もいました。

メンバーの顔触れは参加するアクティビティによって毎日変わるため、さまざまな生徒と交流するチャンスです。リラックスした環境でコミュニケーション力を養い、他国の人の考え方の違いなどに触れながら、いろいろな学びを得る機会になります。

春休み留学プログラム

夕食後に行われる夜のアクティビティは、他国の子どもたちも含む全参加者で行います。チーム対抗ゲームやカジノ、ファッションショーはとても盛り上がります。最終日はディスコの開催が多く、ミラーボールの回る部屋で音楽に合わせて楽しく踊るのですが、最初こそ尻込みしがちな日本の生徒たちも、他国の生徒の勢いに乗って最後はびっくりするくらい堂々とダンスを披露することがあります。

基本的な1日の過ごし方
7:30~8:30 朝食&朝の会
9:00~11:00 英語レッスン
11:00~11:30 休憩
11:30~12:30 英語レッスン
12:30~14:00 昼食
14:00~16:00 アクティビティ
16:00~16:30 休憩
16:30~17:30 アクティビティ
18:00~19:30 夕食
19:30~21:30 アクティビティ
22:00 フリータイム
22:45 消灯

参加者の多くはヨーロッパやロシア語圏の出身で、英語を使う環境として申し分ありません。寮も彼らと一緒になるため、部屋やお風呂の使い方、ナイフとフォークを使う食事など、異文化を体験することになります。グローバル社会と言われる昨今、日本とは違う常識や考え方に触れ、それを否定せずに尊重することを学ぶ機会としても、本プログラムは大変有益です。

アクティビティの様子アクティビティの様子

さまざまな年代の参加者と交流を楽しむ

初めて海外留学をするお子さんのために、引率者付きプログラムを選ばれる親御さんがほとんどです。「もっと度胸をつけさせたい」「自分の目でいろいろ見て、体験してほしい」「シャイな性格が改善できれば」など、さまざまな面でお子さまの成長を期待される方も多いです。

参加する年齢幅が広いことを気にされる方がいますが、例えば以前、夜のアクティビティでいすとりゲームをしたときのこと。残る一つのいすを目指すのは、こわもてのロシア人男子高生と、アルクから参加した小学生男子でした。体格差はかなりありますが、いざいすを取り合う瞬間、荒々しく怖い雰囲気の高校生はわざと大げさにコケてみせ、小学生が優勝しました。ロシア人男子は彼に握手を求め、ハグで健闘を称えます。このように、本プログラムでは年齢に関係なく交流を楽しむ姿を多く目にすることができます。

英語で楽しむことが大事とお子さんにメッセージを

お家の方には、「しっかり勉強してきなさい」ではなく、「楽しんできなさい!」という気持ちでお子さんを後押しいただければと思います。これまでお伝えした通り、現地の生活は英語環境が整っています。アクティビティ一つにしても、英語で説明を受け、英語で進行するので、尻込みせず楽しむ気持ちがあれば、より積極的に英語を話す・聞く機会になります。楽しく学べる場ととらえて、進んで活動に参加する気持ちを持っていただくことが、何より大切な準備となるでしょう。

現地に到着した直後は、わからないことがあると引率者に質問するお子さんが多くいます。基本的に、引率者は回答しますが、一晩寝て落ち着いた後は、現地スタッフに質問するよう促します。これは、英語を話すきっかけづくりにとても大切な過程です。

始めは「英語でなんて聞けばいいの?」と言うお子さんも、実際に現地スタッフに英語で質問をして回答を得ると、達成感から自信がつきます。単語や英語表現に関する質問は辞書で調べるように助言したり、自分で考えて答えを導けるようにヒントを出したりする形で、引率者はサポートします。そうすることで、少しずつ自分で考え、英語で発言するように成長していってくれるのです。

ある日の夕食

食事は三食ともビュッフェ形式で、豊富に提供されます。イギリスの食事を心配される方もいますが、味が“まずい”ことはありません。ただ、日本とは異なる味付けや食材が出ることはあります。口に合わず「まずい」と残す子もいますが、食はまさしく文化であり、こういった感想を持つこと自体が異文化学習です。

「日本のごはんが一番おいしい」と言う子には、「日本人がおいしいと思うものでも、例えばしょうゆを臭いという海外の人もいるよ。違う食生活であって、その国の人にとっては毎日食べている食事だから、絶対に日本が一番っていうわけでもないんだよ」というように、異なる文化があることを知ってもらう機会にしています。

遠足では、観光地のウォーキングツアーに加え、自由時間にショッピングを楽しみます。お土産を選んだり、好きな飲みものや食べ物を試したりと、子どもたちにとっては自由に好きなことができる時間になります。

お店では英語の値札を見て手持ちの金額を考えながら、スタッフと購入のやりとりをします。最初こそ緊張していても、回数を重ねるとスムーズにこなせるようになります。ある生徒さんは商品を指さし、英語風の発音で「何ポンド?」とお店の人に聞いていましたが、次第に“How much?”と質問できるようになり、値段を把握して買い物をしていました。

英語が苦手、わからないという生徒さんでも、経験を通して少しずつ、英語を抵抗なく発するようになります。小さなステップに感じるかもしれませんが、教科書や授業だけでなく、生活そのものから表現を学び、声に出して英語を習得していくことは、その後の英語学習への意欲に大きくつながっていきます。

アルク限定のスペシャル特典遠足:ハリー・ポッター・スタジオ

この遠足を目的に参加する方もいます。熱烈なファンでなくても一度は目にしたことのある作品ですから、「知っているものを見る」という視点で、生徒たちは一層楽しんでいます。スタジオには映画撮影で使った衣装はもちろん、特殊撮影技術や大道具・小道具などが展示されていて、最新技術や芸術も学ぶことができます。

前のめりで目を輝かせて展示物を楽しむ生徒さんばかりですし、この春は根強いファンの子が数名いたので、大変な盛り上がりでした。展示物を走り回って写真に納める子、じっくり一つ一つを見て周り最後の買い物に時間が残らなかった子もいたほどです。お土産屋さんでは、限定のグッズも入手できます。

ハリー・ポッター・スタジオ

成長する子どもたち

一人一人、成長のスピードはさまざまですが、これまでの参加者の様子をいくつかご紹介します。

●語学の面では、まったく言えなかったことをスムーズに口にし、現地の人とコミュニケーションする姿が、どの生徒さんにも必ず見られます。何より英語を「勉強」ではなく、「コミュニケーションツール」であることを体感するようです。この感覚は、帰国後の英語に対する向き合い方に大きな変化をもたらします。お子さまが前向きに学習するようになったという感想を、多くの親御さまにいただきます。

●精神的な成長も目にします。例えば、心配症のお子さんは飛行機が苦手で、行きの機内で酔ってしまいました。現地では熱があるかもと体調不良を訴えたり、部屋にお化けがいる気がすると不安になったりと、絶えず心配事がありました。しかし実際のところ、熱があると思ったのは部屋の暖房温度によるもので、外の人影はライトがカーテンに当たって揺れたためでした。そこで、マイナスに考えるよりもポジティブに考えよう!と、「ポジティブ、ポジティブ」を合言葉に、毎日を過ごしました。結果、現地での生活を大変楽しみ、帰りの飛行機では乗り物酔いも一切なく元気に帰国されました。

●積極的で明るい性格のお子さんは、何にでも挑戦し、前向きに楽しく過ごしていました。ある日、お友達がささいなことでいざこざを起こしてしまった際、持ち前のポジティブさで二人の仲を取りもとうとしますが、逆に問題を大きくしてしまいました。「皆が同じように考えたり感じたりするわけではないよ」と伝えると、それからは違う意見があることを意識して過ごすようになり、人への思いやりや接し方がさらに上手になりました。

●「英語がわからない」と苦手意識が強いお子さんは、英語を話そうとしませんでした。あまりに苦手意識が先行し、授業では自己紹介さえわからないと言ってしまいます。担当の先生は英語力が合っていないのでは?と心配して、本人に話をすると「そんなに心配されていたなんて恥ずかしい。頑張らないと」と気持ちを切り替えます。少し時間はかかりましたが、前向きに最後まで過ごすことができ、ルームメートとは母語を教え合うまでに成長しました。

●他国の生徒さんと仲良くなるまでの壁も、英語力ではないことが大半です。ルームメートがお風呂に入らなくて嫌だと言う生徒さんがいました。しかし、その子は極寒の国の出身で、毎日お風呂に入る習慣がありません。これを知った生徒さんは、日本の感覚で汚いと決めつけてしまうのはよくないと学びました。

●ルームメートがあまり話をしてくれないと悩む生徒さんもいました。「自国の子とは楽しくしゃべっているのに……」。でも実は、本人も同じように日本の生徒さんとおしゃべりしても、自分から相手に話しかけることはありませんでした。相手から見ると、自分も同じだと気付きます。

日々の生活で、子どもたちはいろいろな意味で自分と生まれや育ちが異なる人と接し、考え方や生活習慣の「違い」が悪いことではないと学んでいきます。

夜のアクティビティのひとコマ夜のアクティビティのひとコマ

夏休みは、ぜひお子さんに海外体験を!

夏休みは一番、短期留学プログラムが開催される時期で、各国の子どもたちと出会えるチャンスです。お子さまに合ったプログラムを見つけやすいのも、夏休みといえるでしょう。

今回ご紹介したプログラムは、アルクの留学カウンセラーが引率者として同行しますが、実はアルクを通して留学される方の多くは、航空会社のお子さま一人旅サービスなどを利用して単身で留学されています。より希望に合ったスケジュールやコースが選べるのも理由でしょう。当初、引率者プログラムを希望された方でも、お話をするうちに単身でのご参加を決める方も少なくありません。

お子さまの年齢が低く、初めての海外で心配といった場合、今後の成長に期待を込めた最初の一歩として引率者プログラムを選び、翌年や数年後に単身でのご留学に挑戦される方も少なくありません。今回ご紹介しました引率者付きプログラムは、年2回、春休みと夏休みに実施しておりますので、ご希望に合ったプログラムをご検討いただければと思います。

この夏開催! アルクの夏休み留学プログラム
https://tanki-ryugaku.alc.co.jp/

お問い合わせは、アルク留学センターへどうぞ。

Tel: 03-3556-1325(月~土 10:00~18:00)
E-mail: jr-study@alc.co.jp
https://studyabroad.alc.co.jp/


文・写真: アルク留学センター

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