アルクニュース

インバウンド需要拡大で、初の言語支援EXPOが開催 ― アルクも出展「おもてなし英語」を紹介

アルクブース

2017年12月13日と14日、東京・池袋で、多言語専門展「Language Business Japan 2017」が開催されました。アルクは「インバウンド言語支援EXPO」に出展。インバウンド需要拡大を受けて開催された、初の言語専門EXPOの模様をリポートします。

外国人客の増加に伴い、高まる外国語対応ニーズ

日本を訪れる外国人旅行者数は、2016年10月に2000万人を突破、今年は10月までの累計で2379万人(推計値)と好調に推移しています。

観光庁が2016年に策定した「明日の日本を支える観光ビジョン」では、訪日外国人旅行者数を2020年に4000万人、消費額を8兆円、三大都市圏以外での外国人延べ宿泊者数を7000万人にするという目標が盛り込まれ、「世界が訪れたくなる日本」を目指し、官民一体となった取り組みが行われています。

インバウンドの拡大により、これまで以上に現場での外国語対応のニーズが高まっているのは間違いありません。

例えば、フリーWi-Fiの整備や通訳ガイドの活用など、受け入れ環境を積極的に整備してきた岐阜県高山市は、過去10年間で外国人宿泊者数を4.3倍に伸ばしました。北海道ニセコ町は、外国語対応をはじめとする受け入れ体制を整えたことで、外国人から絶大な支持を集めています。兵庫県の城崎温泉も、外国語版予約システムを用意し、外国人客を増やしています。

外国語対応は、地方創生の有効な手段としても注目されています。

「おもてなし英語」に関心の高い来場者

アルクブース
多数の企業や自治体の担当者が立ち寄り、おもてなし英語研修に関する質問や相談が寄せられた

「Language Business Japan 2017」の展示は、インバウンドサービスと、企業の海外展開に欠かせない外国語支援サービス・情報の2部門により構成されました。アルクのブースでは、英語での「おもてなし」に対する課題を持つご来場者様に向けて、おもてなし英語研修「SMILE!」をはじめとする研修プログラム、アルクオンライン英会話、書籍「キクタン接客英会話」シリーズなどをご紹介しました。

創業以来、「使うための語学力」を身に付けるための教材やプログラムを提供してきたアルクは、業態に合わせた研修や、現場で使われる頻度の高いものへのカスタマイズなどでお客様のニーズに合ったサービスを提供しています。ブースには、企業の研修担当者をはじめ、地方自治体の観光担当者や、交番勤務の警察官を対象とする外国語研修の担当者など、多くの方に足をお運びいただきました。

翻訳デバイスや「英語応対能力検定」のブースも

会場には、多言語支援サービスや研修サービスを提供する企業が数多く集いました。例えば、株式会社ビジョンのブースでは、各種メディアで紹介され注目を集めているウェアラブル翻訳デバイス「ili」の実機を展示し、デモンストレーションを行いました。

カシオ計算機は、今年3月から始まった「英語応対能力検定」の紹介と、同検定の公認教材機器を展示。数多くの来場者でにぎわっていました。英語応対能力検定は、5種類の業種別試験(販売、宿泊、飲食、鉄道、タクシー)と一般試験を合わせた6種類がありますが、検定が始まって以来、特に「販売」の受験が多いとのこと。販売の接客現場で英語応対能力のニーズが高まっていることを示す一例と言えるでしょう。

CASIO 英語対応能力検定
カシオ計算機のブースでは、英語応対能力検定の紹介と同社が開発・販売する公認教材機器などを展示

電子辞書
展示端末の中にはアルクの「キクタン」シリーズが入っているものも

ロールプレイで「おもてなし英会話」にチャレンジ!

アルクはブース出展に加え、セミナー会場でレストランでの接客英会話のロールプレイ『「おもてなし英会話」にチャレンジ!』を実施しました。

英語での接客にチャレンジ
まずはアルクの研修トレーナーらがレストランでの接客を想定したロールプレイを実演した

来場者もロールプレイに飛び入り参加。企業で英語研修を担当しているという女性が、英語での接客にチャレンジした

セミナーは、アルクが提供するおもてなし英語研修「SMILE!」をベースにした内容。「SMILE!」は学習ポイントの頭文字「Say Hello(お客様のお出迎え・ご挨拶)」「Make a Connection(お客様のご要望伺いと関係構築)」「Inform the Customer(サービスやメニューの説明)」「Listen & Learn(ご要望にお応えする)」「End Well(お支払いとお見送り)」から取ったキーワードです。研修トレーナーの他、見学者も参加してレストランでの接客の流れを実演。外国人客の来店から席への案内、注文、支払いまでの一連の流れの中で、すぐに使えるキーフレーズを用いて学びます。見学者には、発音やイントネーションをより良くするためのアドバイスもなされました。

「接客で最も重要なのは、SMILEだということを忘れないでください」というトレーナーからのメッセージとともに、大盛況のうちにセミナーは終了しました。

●「アルクのおもてなし英語」
https://www.alc-education.co.jp/omotenashi/


取材・文:REGION(高原暢彦)

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