日本政府観光局(JNTO)は、訪日インバウンドにおけるプロモーション活動の促進に向けて、各地域との情報共有を進めるなど取り組みを強化している。
11月から日本各地でワークショップ及びセミナーを開催
JNTOは、今年9月に各地域との情報交換やニーズのヒアリングを行うための専用連絡窓口として「地域プロモーション連携室」を開設し、地域ブロックごとの専任職員が担当している。また、これにあわせて地域インバウンドを促進するWEBサイト「日本の魅力を、日本のチカラに。」(https://action.jnto.go.jp)をオープン。インバウンドに関する各種レポートのアーカイブ、JNTOが主催する各種セミナーなどのイベント情報を提供する他、地域からの問い合わせフォームを設置している。
ワークショップ及びセミナーはすでに4地域で開催され、さらに6地域で実施予定。その地域でインバウンド振興に向けて取り組みたいと考えている地域住民をはじめ、自治体、DMO※、事業者、教育機関、学生、地域メディア関係者などが参加対象。日本におけるインバウンドツーリズムや観光関連事業に携わる識者を招き、地域の人たちと当該地域におけるインバウンドについての課題を共に考え、取り組みを進めるための機会にしたいとしている。
※Destination Management Organization。観光庁が規定した日本版DMOとは、「地域の『稼ぐ力』を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する『観光地経営』の視点に立った観光地域づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人」。
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ワークショップとセミナー情報、一部お申し込み
https://action.jnto.go.jp
日本政府観光局(JNTO)プレスリリース
https://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20170927.pdf